ANGELI – JMM
戦後復興の様を描いたイタリア映画界のムーブメント“ネオレアリズモ”。
その原動力となった作品である「明日では遅すぎる」(1950)に主演し、興行的成功の立役者となったイタリアの清純派女性アクター、ピア・アンジェリの名前を冠したモデル。
20世紀中盤以降のアメリカの娯楽的・享楽的な映画ブームの波に乗れなかった彼女は、最終的に不遇の死を遂げます。ジェームス・ディーンとの大恋愛など、ロミオとジュリエットのような生涯を送った彼の人生を称えたモデルです。
特に厚みのある12mmのアセテート生地を採用していますが、アーミーやエアフォースが採用していたような、風防と空気穴があいており、肉抜きしているため、重さが随分と軽減されています。
テンプルの彫金は、ネイティブアメリカンであるインディアン部族の柄をモチーフにしています。
1492年のアメリカ大陸発見から400年間、迫害を受け続けたインディアン部族への社会的な反省と敬服の念を込めたコンセプトとなっています。そういったアメリカの歴史を後世に伝えるため、こういった民族的な文様をデザインに活用することは大変有意義なことで、社会への問題提起をしっかりと落とし込むJMMならではとなっています。
少し歪んだクラウンパントのシェイプで、ブリッジや透けて見える風防が独自の雰囲気を醸し出しています。
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